弥生時代の集落跡として全国有数の規模を誇る池上曽根遺跡がある和泉市は、大阪都心へのアクセスが良く、買い物や通勤にも便利な都会でありながら、南部地域を中心にみどり豊かな田園が残っています。代表的な農産物としてみかん、花きがありますが、大阪府泉州地域の特産である水茄子も盛んに栽培されています。水茄子は皮が薄くみずみずしいのが特徴で、特に漬物は全国的な人気を誇ります。是非、夏が旬の水茄子をご賞味ください。
江戸時代から大阪府泉州地域で栽培され、水分の豊富さと爽やかな甘みが特徴の水茄子は、今や大阪泉州だけでなく、全国的に知られている由緒ある野菜です。本農園では、農薬や化学肥料を通常の半分以下とする他、環境にも配慮した様々な工夫をしています。蟹殻、サトウキビの搾りかす、焼酎粕など、自然由来の有機たい肥を施用し、土壌の健康を維持することで、より安全で、より地域に根差した美味しい水茄子を提供しています。
岡山県備前市は、旧閑谷学校、備前焼、北前船の三つの日本遺産をはじめ、瀬戸内海の幸や温暖な気候、八塔寺の自然など、文化、歴史、食、自然、気候に恵まれた地域です。備前市香登で江戸時代に多く生産された「お歯黒」の文化継承とともに、今では、黒豆の調理に使う「お歯黒」として、全国の板前や煮豆屋などから注文を受けています。普段は、黒豆の調理に使用していますが、今回は水ナスの色止めとして使用しました。ぜひご賞味ください。
江戸時代、備前市香登では全国の「お歯黒」生産の約80%を占めていました。「お歯黒」文化の衰退により昭和22年から生産を中止していましたが、地域の「香登おはぐろ研究会」の熱意に共感し、平成11年から伝統文化の継承を兼ねて、黒豆をおいしく煮るための「お歯黒」として生産を開始しました。黒豆を煮るときに「お歯黒」を加えることで、豆の表面に黒々と光沢が出ておいしく煮ることができます。この商品を「お歯黒」文化と共に多くの方に知ってほしいです。
本市は、中心部には都市機能が集積し、郊外には豊かな自然が広がり、恵まれた気候風土と豊かな自然環境を活かした農業や漁業も盛んな地域で白桃が誕生した地です。その芳醇な香りと繊細で上質な甘味がある白桃を飼料として育てたオリジナルブランドの「桃鯛」は、脂分がしつこくなく上品な身質の美味しい魚です。もっちりとした食感で食べごたえもあり、刺身はもちろんのことお弁当の惣菜にもぴったりなので、ぜひご賞味ください。
宇和島の協力業者と岡山地域の特色を活かしたオリジナルブランドを目指し試行錯誤を重ねる中、岡山の特産果物である白桃を缶詰にする工程で発生する皮やジュース分をもとにした養殖鯛の飼料を開発しました。宇和海でこの飼料を与えた養殖期間を経て、ついに「桃鯛」を完成させました。初めて試食した際の美味しさは、忘れられないほどの衝撃でした。万博を訪れた皆様もオリジナルブランド『桃鯛』を是非、ご堪能ください。
古くから「城とだんじりのまち」として知られる本市ですが、山手では溜池灌漑(ためいけかんがい)による米作のほか水ナス、春菊(きくな)、ミカン、桃などの栽培が盛んです。また、水産業も盛んで、黒鯛、しらす、泉だこをはじめとして様々な魚が水揚げされ、府内屈指の漁獲量を誇ります。関西国際空港から車で15分の「世界に一番近い城下町」。大阪湾が育む新鮮な海の幸、豊かな自然が育む山の幸を使った郷土料理は絶品です。
2019年から大阪府が全国1位の春菊生産地となりました。泉州の特産品である「泉州水なす」の裏作として作られ、大消費地である大阪市へも近いことから岸和田市を中心とする泉州地域で栽培が盛んで、別名「きくな」と呼ばれています。栽培されるのは株が横に這う「株張り型」のため、根から引き抜くことで鮮度を保つことが可能。新鮮でさわやかな味は、鍋やおひたし、おでんなど関西の食文化に欠かせない葉物野菜として知られています。