兵庫県の中心に位置する加西市は田園に古墳が点在し、かつて戦時中の飛行場滑走路跡地や防空壕などが残る歴史あるまちです。その戦争の戦火を竹やぶの中で20年間自生して生き抜き、野生化したにんにくが【ハリマ王にんにく】です。この歴史や栽培方法を地元の小学校やこども園の児童へ伝える活動も今年で14年目になりました。
人や環境にやさしい農業を目指しています。農薬・化学肥料不使用の栽培を1つの出荷基準にしています。ハリマ王にんにく生産グループメンバーの協力もあり、栽培から出荷までの管理をしています。1世紀前の鮮烈な旨味を今ここに伝え、この風土に根付き、風味が地域の一つの個性になってこの豊かな個性を次代につないでいきたいです。
大阪府南東部に位置する、全国で5番目に小さいまち藤井寺市。世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」を有するなど、歴史風情にあふれたまちです。かつては皇族が眠る土地「美陵町」と呼ばれていた、そんな由緒正しい土地で育てられた美陵鰻をどうぞご賞味ください。
世界遺産にも登録された特別な土地で、国内産業の発展を願い地域、社会に貢献することを目的に創業。日本の食文化に欠かせない鰻を「子どもたちに安全に食べてほしい」との思いから繁殖に一から取り組み始め、大阪で唯一、完全無投薬で国産鰻の養殖に成功しました。私たち生産者の愛情がこもった安心・安全の美陵鰻をぜひ味わっていただきたいです。
瀬戸内沿岸部の中央に位置する「ばらのまち福山」には、日本一の景勝地と称えられた「鞆の浦」や全国唯一といわれる天守の鉄板張りが特徴の「福山城」など、魅力あふれるスポットがたくさん。大阪・関西万博と同じ2025年には、世界各国が集まる「世界バラ会議福山大会」が開催されます。そんな福山市では、江戸時代から続く薬味酒で、ペリーをもてなしたお酒としても知られる「保命酒」が有名です。
保命酒の始まりは江戸時代初期。ハーブを漬けた甘いリキュールでした。かつて港町として栄えた広島県の鞆の浦から、北前船に載せられて全国へと広まりました。現在も鞆町内4軒の蔵元が製造を続けていますが、麴から作るのは当店のみとなりました。毎年広島県のもち米を仕入れ、蒸気で蒸しあげて味醂作りから始めています。麹作りに欠かせない温度管理も、昼夜を通して丹念に。後世まで伝えていきたい、伝統の味です。
狭山市は都心からも近く、広大な都市公園である「智光山公園」をはじめ、市域の中心を一級河川である「入間川」が流れており、多くの自然を残したまちです。そんな狭山市の代表的な農産物であるサトイモの特長は実の白さやねっとりとした粘り気の強さがあること。農業産出額は県内一位であり、品質の良さも評価され料亭やミシュランガイドに掲載されたお店にも出荷実績があります。一流のお店で認められた味をお楽しみください。
サトイモは、ほかの作物に比べて植え付けから収穫までの期間が長いため、疫病などに気を使いますが、狭山のサトイモは、良質な土壌に加えて作り手の手間や愛情を注ぎこみ、狭山のサトイモをたくさんの人に味わってもらいたいとの想いを込めています。