愛媛県東部に位置する西条市。南は西日本最高峰の「石鎚山」、北は瀬戸内海に囲まれています。気候は温暖で、良質な自噴水「うちぬき」に代表される豊かな自然環境と、由緒ある寺や名湯といった魅力的な観光資源に恵まれています。日本一の生産量を誇るはだか麦やあたご柿、春の七草など、多種多様な農作物の一大産地であるとともに、飲料、電気機械などの工場が立地し、四国最大規模の工業地帯となっています。
西日本最高峰の石鎚山麓周辺で古くから作られてきた石鎚黒茶。日本に4つしか確認されていない貴重な後発酵茶の一つで、珍しい二段階発酵を経て製造されます。一時は途絶える寸前でしたが、保存会が製造技術を受け継ぎ、生産を続けています。昔ながらの手作業で作るため苦労も多いですが、手間をかけた分生産者の想いがこもっています。製造技術は国重要無形民俗文化財に指定されました。独特の酸味と色が特徴の体にも優しい発酵食品です。ぜひご賞味あれ!
歴史と文化が香り自然と人が共生する佐渡市。新潟県のほぼ中央の日本海上に位置し、島の大部分が国定公園や県立自然公園に指定されており、豊かで美しい自然環境に恵まれています。その中でもトキとの共生を目指し田んぼの生態系に配慮した生きものを育む農法、棚田などの美しい景観、昔から受け継がれている伝統的な農文化が評価され、2011年には日本初の世界農業遺産に認定されています。
佐渡の風土が育てた、農薬・化学肥料を使わない自然栽培で育てています。田んぼには、生きものを育む「江」があり様々な生きものが生息しています。田んぼの除草もkids生きもの調査隊が活動の中で行うなど、子どもたちにも、人と自然と生きものを感じたうえで、自分たちが食べている食べものを感じてほしいと思います。
東経135度と北緯35度が交差する日本列島の中心「日本のへそ」に位置する兵庫県西脇市は、万博会場の大阪市内から高速道路で約1時間。西脇市が称する「日本のへそ」から発想し、新たな特産品としてゴマに着目し、2008年度から栽培しています。国産ゴマの自給率は約0.1%で、国内産地はほとんどない中、農薬を使わず、環境に配慮した栽培を行っています。料理はもちろん、調味料や菓子作りにも用いられるなど、市場でも高い評価を受けています。
暑い夏が生育シーズンとなるゴマの栽培は、手作業が多く、背が高いので台風に襲われると大きな打撃を受けるなど、苦労もいっぱいですが、小粒ながら黄金色に輝く金ゴマがさやの中から現れてくる収穫時の感動はひとしおです。また、生産面では、活躍の場を求める障害者との「農福連携」にも取り組んでいます。丹精を込めて育てた、国産ゴマならではの香り高く、豊かな風味をぜひ味わってみてください。
伊勢市は、食の神である「豊受大御神」を祀る「外宮」のお膝元で、海・山・川から採れる美味しい食材の宝庫です。伊勢製餡所株式会社がお届けする「もなか皮」は、製餡所ならではのこだわりと、もなか職人のこだわりがたくさん詰まった商品です。伊勢製餡所株式会社が自社で製造する「つぶあん」とセットになった「伊勢あんもなか」は、第2回伊勢ブランド認定品にも認定されています。
大正十三年創業の伊勢製餡所株式会社が、自社製餡に合うもなか皮を求め、昭和初期創業の伊勢市内のもなか屋と、プライベートブランド商品として企画・開発したもなか皮です。パリッとした食感と香ばしい香りを皆様に楽しんでいただくため、原料と、お餅をついてから職人が一枚一枚手焼きする昔ながらの製法にこだわっています。『皆様の人生が、ずっと、ずっと豊かで幸せであります様に』と願いを込めて、お届けいたします。
京都市は、1200年を超える悠久の歴史を有し、豊かな自然環境や世代を超えた農家の営みによって育まれた京野菜が、人々の生活に欠かせないものとして脈々と受け継がれてきました。すぐき漬けは、冬の京の味覚を代表する漬物で、京都市の伝統野菜であるすぐき菜と塩だけで漬け込み、天然の乳酸菌を利用した発酵により製造されます。特有の風味の酸味があり、免疫力を高めると言われているラブレ菌が豊富に含まれています。
上賀茂は、良質で豊かな水と肥沃な大地に恵まれ、平安京遷都以前から、農耕が盛んな地域であり、朝廷から庶民に至るまで一丸となり京野菜の発展に努めてきました。京の上賀茂すぐき倶楽部は、20代~60代の幅の広い年齢層の30名以上の会員が、栽培技術、漬け込み技術の向上に努めています。伝統の技と塩だけで漬け込み仕上げる自然食品そのもののすぐき漬けを、1人でも多くの方に味わっていただきたいと願っています。
古くから「城とだんじりのまち」として知られる本市ですが、山手では溜池灌漑(ためいけかんがい)による米作のほか水ナス、春菊(きくな)、ミカン、桃などの栽培が盛んです。また、水産業も盛んで、黒鯛、しらす、泉だこをはじめとして様々な魚が水揚げされ、府内屈指の漁獲量を誇ります。関西国際空港から車で15分の「世界に一番近い城下町」。食い倒れのまち大阪を支える岸和田の豊富な海の幸、新鮮な山の幸をご堪能ください。
大阪湾産のしらすは魚が成育する環境がよく、脂がしっかりのっていて量も豊富。その魚を岸和田港で入札にかけ、自社工場で加工したのが「しらすちりめん(上乾)」です。鮮度にこだわるため、港に最も近い場所に加工場をつくり、落札から加工開始までの時間を最大限に短縮。どこにも負けない鮮度を保っています。しらすの「上乾」は、ほどよい塩加減で食べごたえがあり、自然の風味がじっくりと引き出されそのままおやつ感覚で食べられます。