東経135度と北緯35度が交差する日本列島の真ん中「日本のへそ」に位置する兵庫県西脇市は、万博会場の大阪市内から高速道路で約1時間。自然に恵まれた都会に近い田舎まちで育てられる「黒田庄和牛」は、約9割が神戸ビーフに認定される、西脇市が世界に誇る高級食材です。味だけでなく、酒米・山田錦の稲わらを飼料とし、排せつ物を市内の「土づくりセンター」で堆肥化、農地の有機土壌化を推進する環境にやさしい循環型農業にも寄与しています。
西脇市内の畜産農家が、同じ志を持ち、どこの農家で育てられても、一口食べたときに「おいしい!」と言ってもらえる牛を育てようと、一丸となり、品質向上の努力を続けています。成長段階に応じてエサの調合を変え、常に清潔なおがくずの布団を敷き詰めるなど身の回りの環境を整え、牛との毎日の触れあいを大切にしながら育てています。上質なサシと甘みのある赤身は、その賜物。愛情込めて育てた本物の和牛をぜひ味わってほしいです!
楽しい・おいしいが待っている「思わず立ち寄りたくなる淀川の中継港へ」をコンセプトに大阪・関西万博を見据えた観光施策を推進する枚方市。市独自の取組“ひらかた万博”では、市内全域をまるごとパビリオンと見立て、市の西部を流れる淀川や、東部に広がる里山の自然、その他様々な地域資源(モノ・コト・ヒト)を市民、市民団体、企業等との共創により活用し、世界に向けて発信することで、多くの人を呼び寄せ、地域経済の活性化とまちへの愛着向上をめざしています。
枚方市では、農業や食に関心を持っていただくため、地元農家が丹精込めて育てた野菜を収穫体験するイベントとして「農業ふれあいツアー」が開催されています。市民の方に農作物の収穫体験をしてもらい、生産者の顔が見えることや、安心安全な新鮮な地元産野菜を提供できるよう、心掛けています。枚方市尊延寺で育てた自慢のじゃがいもをぜひ多くの方に味わって欲しいと思います。
奈良県の北西部に位置し、京阪神地域へのアクセスが抜群です。また、二上山を望む自然豊かな風景と子育て世代の多さも魅力です!今回本市が提供する自慢の食材は「大和マイタケ」です。大和マイタケは、廃榾木(使用済原木)をおが屑にし、熱殺菌を施した新たな菌床で時間をかけて栽培し、芳醇で肉厚な食感の良さが特徴です。栽培後のおが屑は、堆肥として土づくりに使用するなど、サステナブルな取り組みも行っています。
奈良県農業協同組合に就職し、地域農業の振興に貢献。45歳で独立し、それまで培われた経験を地域農業の振興に活かすべく独自にマイタケの栽培と研究に取り組みました。食の安心・安全、食育を最善に考え、学校給食にマイタケを提供するなど地産地消にも積極的に取り組んでいます。ひとつひとつ手塩にかけて栽培している「大和マイタケ」は非常に芳醇で美味です。ぜひ味わってみてください。
加東市、JAみのり、兵庫県、(株)マルヤナギ小倉屋で「加東市もち麦活用協議会」を組織し、農業振興、地域活性化、健康増進に取り組んでいます。主力の水稲の裏作で栽培可能で、給食や体験授業による食育活動、地域イベントの実施、地元高校生との商品開発等により地域活性が進んでいます。さらに、腸内細菌叢の研究で、もち麦喫食が健康に与える影響を調査しています。一連の取り組みは、万博テーマであるSDGsにかなうものです。
市内約100haでもち麦を生産しています。もち麦の栽培だけでなく、特産品化にも生産者が協議に加わり、関係者一丸となって取り組んでいます。その思いに共感してくれた県内の製麺会社ともち麦パスタを作りました。もち麦を入れることで食物繊維がプラスできます。モチモチしていて麦くささが少なく、加熱してもキレイな薄黄色を保つもち麦キラリモチの特徴を生かした食物繊維たっぷりのパスタです。
https://www.maruyanagi.co.jp/mochimugi/udon-pasta/
※もち麦パスタを製造している会社
加東市もち麦活用協議会
https://onl.bz/fddJxJL
※加東市産もち麦を特産物として、PRや販路拡大など取組団体